近年遺言書を書かれる方が増えています。自分も書いてみようと思われている方も多いことでしょう。では、何を書けばよいのでしょうか。答えは当然、何でもよい、です。長年辛苦を共にした配偶者の方に感謝の言葉を伝えるだとか、子ども達に金言をのこすだとか何でもよいのです。ただし、法律的な保護を受けることができる事項は10種類に限定されています。

まずは遺産の処分についてです。遺贈で誰かに遺産をあげるだとか、法定相続分と違う相続分を指定するだとか、遺産の分割方法を指定するなどです。これが一般的には中心的な内容となるでしょう。次に、人についてです。廃除といって推定相続人を相続人から外すことができますが、これを指定したりいったん廃除をしたのを取り消したりすることができます。また、認知やご自身が亡くなると親権者がいなくなる場合には未成年後見人の指定もできます。その他の事項として、遺産分割を最長5年間禁止すること、相続人相互間の担保責任の指定、遺言執行者の指定、遺留分を侵害した遺贈があった場合に民法の遺贈減殺方法とは違う方法の指定などがあります。ビューティー19

ざっと法的な保護をうけることができる事項をあげてきましたが、相続発生後に紛争がおこらないような遺言書を作成するのは大変なのもです。よって、遺言の文案は専門家と相談しながら練ることをお勧めします。